#毎日書道展に行ってきた
- toshiki tobo
- 2021年7月18日
- 読了時間: 2分
そうそう。実は今年も毎日書道展に入選した。
僕は年に4つほど展覧会に出品するのだけども
毎日書道展はもっとも大きな公募展。
5月の締切りに向けて年明けから練習に入る。
6月に入選の審査、7月頭に入賞の審査がある。
昨年はコロナの影響で展覧会が順延になった。
だから今年はとても楽しみにしていた。
締め切りまでに自分の書道会で2回の勉強会があって
2回目で偉い先生に選んでいただいたものを出品する。
今回選んでもらったものはあまり好みのものではなくって。
しかも、落款(名前とはんこ)も微妙に失敗した。
だから、あまり期待はしていなかったけども
何とか入選できて本当によかった。
毎日書道展は毎年約3万の出品があって
約半数が入選をする。
その中の10分の1が入賞となる。
入選も十分名誉なこと。名前に箔がつく。
入賞はそれはそれはとてもすごいこと。
多分、毎日のように泣きながら練習すれば
僕も入賞ができるかもわからない。
今年は「起幽念」と書いた。
ある漢詩の中の一部を題材にした。
以前別の書道展で見たときに素敵だなと思って
僕も書いてみようと決心した。
「思いを馳せる」とか「ふつふつと思いが湧いてくる」とか
そういう意味だったと思う。
ここ数年スランプというか何を書いても
楽しくない、うまく書けない、
という日々が続いていたから、
「起幽念」はとてもいいなと思ったところだ。
毎日書道展は2尺×6尺(55cm×175cm)の紙に書くのだけど
一行もののときは大根みたいな筆を使う。
硯は使えないから、お風呂用のオケに
ドバドバ墨を作って、そこにバシャバシャ筆をつけ
ぐわぁと紙上に書いてゆく。
大変なのは壁が汚れること、手が真っ黒になること、
紙がよく破れてしまうこと、乾きにくいこと、
どんどん紙を使うので、お金もすぐに減ってしまうこと。
でももっとも大変なのは、
大きな筆は思い通りに動いてくれないこと。
魔女の宅急便のキキがデッキブラシにまたがって
「お願い、言うこと聞いて!」と言うシーンを
頭に思い浮かべながら書いている。
大筆を握ってときの僕はキキというわけだ。
でも、同じ字でも使う筆で字がとても変わる。
そこがとても面白い。
「こんな線が書けるのか」と勉強になる。
未だに発見の連続だ。
書道は本当に面白い。
次の展覧会は地元山梨の展覧会である
やまなし県民文化祭。
これは入賞を目指して頑張ろうと思う。
練習、頑張ろう。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
書道を好きになってくれる人が増えるといいな。
それでは、また明日。

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