#おじいちゃん、愛しき日常、走る
- toshiki tobo
- 2021年3月16日
- 読了時間: 2分
昼間どうしても走りたくなって
急いでランニングウェアに着替えて
外へでた。
今日はとてもいい陽気だった。春だ。
風が強かったけど寒くはなかった。
走るには少しきつかったけど、
暖かい空気に包まれてとても心地が良かった。
走るって気持ちいいよね。
なんで気持ちがいいのだろう?
よくわからない。
でも気持ちがいい。だから走る。
3キロ走ったところで疲れたから
走るのをやめた。
これくらいがちょうどいい。
もう走れない。
帰りは歩いて家まで向かった。
普段通らないような道を通ってね。
そうしたら面白い発見がいっぱいあった。
狭い路地から見上げた空はなんだか素敵で、
ワクワクした。
決してきれいではないけど、
ここだけの景色なんだと思う。
洗濯もの、築年数が経った民家、電線。
ひとつひとつから生活臭がプンプン漂っている。
人々の血の通った街だ。これが"生活"なんだ。
だから素敵なんだと思う。
それからお寺がいっぱいあったね。
お寺の掲示板てなんだかよくわからないけど
"ありがたい"お言葉が掲示して居るよね。
僕はあれを見るのがすごく好き。
手書きのものもあればコピーのものもある。
「なるほどな」と思うものもあれば
「何も思いつかなかったんだな」と
微笑ましい気持ちになるものもある。
歩き続けたら道脇でおじいちゃんが
何やらもぞもぞしていた。
手押し車?に腰掛け、道脇の花壇で
何やらもぞもぞしていた。
「花の手入れか!かわいいな~」と思っていたら、
花壇の鉢にみたらし団子のパックを置いて
もぐもぐ食べ始めた。
「ああ、日常だ。愛しき日常だ。」
そしてここがおじいちゃんにとっての聖域なんだ。
その姿が愛くるしくてついつい後ろ姿を
撮ってしまった。
どうぞお納めくださいまし。
今日も見てくれてありがとう。
血の通った日常って素敵だよね。
日常は集めるものなんだと思う。
また明日。
お粗末様でございました。

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