#キウイジュースに込めた想い
- toshiki tobo
- 2021年7月4日
- 読了時間: 3分
今日はとてもよい1日を過ごした。
時間が止まればいいのにと心から思える
そんな1日だった。
メインイベントは占い。
だけれども、占いの内容なんて忘れてしまうほどに、
たくさんの出来事があったんだ。
場所は高円寺。
今日の予定は、高校の同級生えりちゃんの
お誘いが事の発端だった。
占いなんていつぶりだろう。
清里で4年ほど前に見てもらった気がする。
あまり記憶に残っていないので、
そんなに当たってはいなかったのかもしれないね。
で、今日はさらに美咲がいた。
美咲に会うのは7年ぶり。彼女も高校の同級生。
僕の友達の9割は高校の同級生で形成されている。
えりちゃんがこの機会を紡いでくれた。
ありがとう。
明日、彼女らとの占いの結果をまとめたい。
占いこそ備忘録にまとめないといけないね。
今日の記事はその前のお話。
集合時間を間違えて1時間早く高円寺に着いた僕は
記憶を頼りに街を歩いてみたものの、
行きたい場所には1つも行けず、
記憶の曖昧さを思い知らされた。
で、結局駅まで戻りどこかお店でお茶でもしようと
思っていたところ、
南口の高架下にフルーツジュースなるものを
売っている青果店が目に入り、入ってみたのだった。
ご年配の夫婦が営むお店のようで
カフェ仕様のガラス張りの店内で
僕はキウイジュースをいただくことにした。
青果店だけあって生のフルーツを、
そのまま、丸ごと、ふんだんに、惜しみなく、
ジュースにしてくれた。
「きっとおいしいですよ」と席まで運んでくれて
それがまたすごく素敵だった。
確かに、とってもおいしい。
何がきっかけかは忘れてしまったけど
お店のご婦人(お母さん)とアレコレとお話をした。
その青果店は戦後間もない時期に
戦争から帰ってきたお母さんの父がはじめたという
何とも感慨深いお店だった。
商売をしたことが無かった父と母がたった2畳の
スペースしかない狭いところで
汗水流して働いていたお店だという。
「昔はあそこの着物屋さんの場所だったのよ」
と、窓際に座った僕の道路向かいを指さした。
中央線が高架を走ることになって
沿線周辺が整備のために取り壊されることになり
その青果店は立ち退きを命じられたという。
ご婦人のご両親はそれはそれは涙ながらに悲しがった
とのことだった。
「不幸中の幸いで、自由に土地を決めさせてもらうことが
できたのよ」
駅前の高架下、いわば駅前の一等地で商いができているのは
そういう経緯があってのこととお話してくれた。
「大変だけど何とかやっているわ」
そう笑顔でお話してくれたのが僕は嬉しかったし、
お母さんの笑顔はキラキラしていた。
「今から占いに行く」と話したら
「自分の未来は自分で切り開かなきゃだめよ。
でも経験だと思って楽しんで」
とそう答えてくれた。
「お母さん、ありがとう。行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
本当にかわいくて、優しくて、素敵なお母さんだった。
店から出ると雨天予報の高円寺に陽の光が降り注いだ。
おのお母さんにもう一度会いたいな。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
明日はバチバチな占いのお話。
「美咲の口の治安が悪い件」
「えりちゃん婚期をしつこく尋ねる」
をまとめておきたいと思う。
占いってやっぱりおもしろい。
それでは、また明日。
お粗末様でございました。

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