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#主語の置き場所

  • 執筆者の写真: toshiki tobo
    toshiki tobo
  • 2021年7月15日
  • 読了時間: 2分

たまには文学的なことでも書いてみようと思う。


この備忘録では最近主語が一人称であることが多い。

僕が見たこと、聞いたこと、思ったことが

僕の視点から書かれている。


でも、それが僕ではなく別の誰かであったら

どうなのだろうと、ふと思った。


「他者の視点で考えてみたら~」云々が

自然な表現として度々使われるが

これってかなり難しい。


物理的に自分の目が他者の目に

埋め込まれたときの視界を頭の中でよく想像する。

そうしたうえで「他社の視点で考えてみたら」を

実践してみたりなどする。


かなり訓練して身につけたスキルだと自負している。

が、実際のことろ誰でもできるかもわからない。

誰にでも備わっている能力なのかもしれない。


時折、人間関係の全体像が俯瞰して見られたり、

水晶のなかを覗くように見られたりするという人がいる。

「ほう。なるほどな」と思う。


それとは違って、まるでVRで他人を体験しているように

人の視点を想像することができると僕は思い込んでいる。

その視点からみた自分がどのようなものかで、

相手の気持ちを得ようとか考えている。


例えば、話し相手に僕が怒っているとする。

で、話し相手はなぜ僕が怒っているのか分からないとする。

そして、僕はさらにカチンとくるわけだ。


でも、相手の視点から見てみれば

本当に訳がわからないのである。

だって、何も悪いことをしていないのに

怒られるなんて理不尽この上ない。


僕の顔を見て、「うわっ。すごい怒ってるじゃん。」

ぐらいにしかきっと思っていない。

というかそれ以上に何を思うというのだ。


他者の視点を借りると、自分の主張が

いかにひとりよがりで傲慢なものであったかが

分かったりする。


「私は~」から始めたがる言葉も

時と場合によっては、別の誰かに置き換えてみても

いいかもしれないね。

自分が主語の時に納得いかなかったことも

変わるかもわからない。


今日も遊びに来てくれてありがとう。

明日は金曜日。1週間のフィナーレだ。

疲れた夕方には、誰かの視点で遊ぶのもいいと思う。

それでは、また明日。


お粗末様でございました



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