音姫ちゃんの続き
- toshiki tobo
- 2021年1月19日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年1月20日
昨日の続きから書いてゆく。
還暦のおじちゃんにあ久方ぶりに会い
散策し串焼き屋に行った話の続き。
おじちゃんが嬉しそうに話していた
同棲相手のこと。
おかしいなと思っていたら
本当におかしくておじちゃんちにいたのは
ただの霊だった。
昔からオカルトが好きで、
大島てるで事故物件を探すのが
趣味みたいなところがあった。
ちょくちょくおじちゃんの周りで
おかしなことが起こっていたので
ついに来たかと思った。
音姫ちゃんは1か月前から
住み始めたよう。
最初は天井でゴンゴン音が鳴り始めたよう。
よくあるパターン。
おじちゃんの部屋の上階には部屋がない。
そう、よくあるパターン。
しばらくしたら、今度は天井が動き出したという。
どういう風に動いたのかと聞いたら。
真っ二つに分かれたり、天井が分裂したり
し始めたという。
で、こういう話をしているとき
おじちゃんは本当に楽しそう。
まるで乳飲み子。
ある程度は言葉の返答もあるよう。
にわかに信じがたい。
でも、盛るにしても良くできている。
霊でも構ってもらえることが
おじちゃんは本当にうれしいようだ。
口達者なおじちゃんだけども
足が悪く普段も若干引きづっている。
音姫ちゃんが悪さしなければいいな。
ぽっくり、あっちへ連れて行ってくれればいいけど
何かの拍子でおじちゃんを死に追いやったり
しなければいいなと思っている。
2人が幸せに暮らしてくれれば
僕は嬉しい。
お粗末様でございました。

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