#爆誕ナチュLOVE100%
- toshiki tobo
- 2021年6月13日
- 読了時間: 3分
あっくんと貴子が結婚した。
夫と妻になった。ビビるね。
昨日はお呼ばれして八ヶ岳へ駆けつけた。
汗腺、涙腺ガバガバな僕は
頭からつま先までぐしょ濡れで1日を終えた。
楽しい1日だった。
高校の同窓会のような昨日は
誰もが最初ソワソワしていた。
野球部だったあっくんは
野球少年ばかりを集めたもんだから
僕は緊張して会場に入ったわけなんだけど、
当時と変わらず二聖は遠くから名前を呼んでくれたし
昇永はニコニコ相手をしてくれた。
丈くんは立派な看護士になっていたし、
竹野君はずいぶんスリムにシュッとしてしまった。
裏腹に、安田はかわいくポヨンとなっていて、
小椋くんは相変わらずイケメンで、
おっさんと呼ばれていたと思い込んでいた
藤原くんが実はポンさんだったと判明した。
ポンの母音がおっさんに聞こえていたのかな?
これは本当にごめんね。
新婦側でお呼ばれした女の子たちは
みんな綺麗になってしまって、
あらあら素敵と思ったのも束の間。
当時と変わらずしっちゃかめっちゃかだった。
素敵と思わせた純粋な気持ちを返してほしい。
中身はちっともお姉さんにはなっていない。
末っ子が揃いに揃って
各々の明後日へ飛べ立とうとしていた。
お願い、しっかりして。
あっくんと貴子の両親、兄弟に挨拶できたことも
本当に嬉しくて。
「よくぞ結婚を認めてくだすった!」と
歓喜の念が心の底から突き上げた。
招待者と新郎新婦との距離がとっても近い結婚式で
披露宴の前後も最中も話したり写真をとったり
本当にたくさんできたんだ。
間髪れずに食事ももれなくいただけたし、
最初のジントニックでほとんど酔っぱらった。
僕の大好きな2人はみんなが大好きな2人で
愛されるっていいなと、嫉妬した。
2人は恥ずかしいほどに僕の名前を呼んでくれたし
いたるところで僕を愛で挟み打ちにしてくれた。
くやしいぐらいにおもてなしをされてしまった。
不意打ちだ。けしからん。
帰り際、2人とその両親にお見送りをしていただくとき、
なんだかこみ上げるものがあって意味もなく
ぐしょぐしょに泣いた。
そして「責任をもって面倒をみます!」と
わけもわからず言い放った。
「責任をもって面倒をみます」
なんでお前が決意表明するんだ。
式場を後にするとき、
「また会おう」をみんなと交わした。
でもそれは本当にそうしたいから口からこぼれたんだ。
心が苦しくなる社交辞令はむういっぱい。
会いたい人と会いたい時に会いたいんだ。
だから約束をした。
僕はもう一度みんなに会いたい。
またあっくんと貴子にしてやられた。
贈り物が多すぎる。やりすぎだ。
自粛してほしい。緊急事態宣言だ。
神父さんが言っていた。
愛することは受け入れること。
それは与えあうことでもある、て。
いつか2人に仕返しをしたい。
ご覚悟を。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
帰りの電車は人身事故で止まっていた。
甲府駅前のタリーズは今も変わらず
時間つぶしの憩いの場。
ちさとと天音と乗った高尾行のボックス席は
遠い日の学校帰りを思い出させた。
3人で降りた春日居町駅は今も変わらず改札はないし
東京から140円で帰ってきたあの頃を
懐かしむのに十分だった。
みんなお疲れ様。ありがとう。またね。
それでは、またあした。
お粗末様でございました。




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