#不完全でありがとう
- toshiki tobo
- 2021年5月18日
- 読了時間: 2分
憧れの気持ちがねじ曲がって、
いつしか嫉妬どころか憎悪に変わってしまった
なんてこと、ありますよね。
小さな頃、「あ、この人完璧なんだ」と
思うことが幾度もあって、
そんな気持ちを大学生のころまで
こっそり育んでいたりした。
そんな人が、いわゆる社会の本流から
外れてしまった時、安心するどころか
「ありがてぇ」と最近は思うようになった。
「不完全でありがとう」
完璧そうな人がいると、自分もそうなれる気がしたり、
そうならなくてはならないと呪縛をかけてしまったり
色々とよろしくないのだ。
決して人の失敗を楽しんでいるわけでもなく、
人の失敗が人間らしくて愛おしく感じるのだ。
運動もできて、勉強もできる、
誰にでも優しくて、容姿も端麗。
もう自分には勝ち目のないような、
完全降伏せざるをえないような人が
目の前に現れたとしても、
その人はもしかしたら、
とんでもない魚の目に苦しんでるかもしれないし、
音感が致命的かもしれない。
空気を読みすぎて心をすり減らしているかもしれないし、
大豆アレルギーかもしれない。
隣の芝生は青いというけれどまさにその通りで、
相手も大体自分とおんなじなんだ。おんなじ。
ちょっと違うように見えるだけなんだよね。
だから自分の不完全さを責めたりせずに
もう少しだけわがままに生かしてあげても
いいと思う。
以前、まだローラがテレビに出始めて間もないころ
IKKOさんに、「自分の身体で治したいところなんてあるの?」
て質問されたときに、「中指のささくれ」と言っていて
IKKOさんが憤慨していたのを思い出した。
そんな感じで生きてゆけたらいいね。
楽しそうだね。
今日も遊びに来てくれてありがとう。
その日のIKKOさんは顔を火鉢みたいと言われていたよ。
腹がよじれるほど笑った。
それでは、また明日。
お粗末様でございました。

Commentaires